どっちから読むかなーと思って、ナンバリング順で読むことにしたベタな私。
でも、両方読んでこっちの方が好みだったかな。
パラレルワールドで入れ替わった先にいる恋人が、オリジナルではないことの、気持ち悪さ。
何かが微妙にズレていて、でもその多層世界が在ることを受け入れざるを得ない現実。
冤罪の話もそうだけど、オリジナルは自分一人でありたくて、だから自分一人の幸せを願って世界がむちゃくちゃにならないんだろうかと思う。
そういう意味では、暦じーちゃんが思う、他人が幸せであることを幸せと感じられる良さ、はなかなか深いもののように思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2016年
- 感想投稿日 : 2016年9月11日
- 読了日 : 2016年9月11日
- 本棚登録日 : 2016年9月11日
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