3
2022-01-03T11:29:18+09:00
渋沢敬三が開設したアチック・ミューゼアムを舞台に、渋沢や網野善彦ら実在した人物と、架空の人物である主人公たちが活躍する民俗学ミステリー。昭和30年代の高度経済成長の裏面と表面、都市のお祭り騒ぎの一方で貧困に喘ぐ地域の格差に焦点をあてており、民俗学という学問そのものが当時志していたテーマが本作のテーマにもなっているのが見事です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
購入した
- 感想投稿日 : 2022年8月18日
- 読了日 : 2022年8月18日
- 本棚登録日 : 2022年1月3日
みんなの感想をみる