前巻で火事で家を失い.深川を去ることになったお文。 良いきっかけではなかったが、なかなか結婚に踏み切れずにいた二人が、それがきっかけとなり、芸者は辞めて、伊三次と一緒に暮らすことになる。これで、伊三次が自分の店を構えるのは、 また少し先になってしまうかもしれないが、それでも慎ましくも幸せな日が続くのだろう、と淡い期待をするも、、、
今回もまた色々と起こる。今回は特に、悲しい話が続いた。それも、伊三次とお文たち当人や身近な人に関わる事件が続いたので、より感情移入してしまった。
それにしても、 最後のおみつの発言には、まるで自分がお文になったようにショックだった。 おやす (おみつの姑) の発言などから察するに、おみつは起きたことだけでなく周りの反応など二重に傷付いているのだろう。そんな時には、被害妄想が沸き上がったりもするのだろう。 それにしても、だ。
何だか、最初の印象が悪かったおこなの方が好印象になってきてしまったな……
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2022年5月18日
- 読了日 : 2022年5月17日
- 本棚登録日 : 2022年4月27日
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