「スカイフォール」のシルヴァ役で好きになった
シガー役のハピエル・バルデム目的で鑑賞。
コーエン兄弟の作品を観るのは初めて。
邦題は「ノーカントリー」で終わっているけど
原題である「フォーオールドメン」まであるほうが映画の伝えたいことが分かりやすいと思う。
映像が美しかった。余白の使い方が上手いのかなと思った。
ハピエル・バルデムは相変わらずの圧倒的な存在感だった。
終盤になるとシガーの殺害シーンが省略されて
部屋の変化とかで殺害を察することができるようになるのは
それだけシガーにとって殺人は日常のことでありなんでもないことだと
思わせるのが上手いと思った。
印象に残ったシーンは2つ。
1.事故に遭ったシガーにシャツをあげた男の子が「お金はいらない」と言ってたのに
受け取った後でもう一人の男の子とお金の奪い合いをするシーン。
2.ラストの保安官を退職したトミー・リー・ジョーンズが
妻に夢の話をした後の所在なさげな表情。
特に2がこの映画のすべてだと思った。
コーエン兄弟にはまったかも。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
DVD
- 感想投稿日 : 2015年12月20日
- 読了日 : 2015年12月10日
- 本棚登録日 : 2015年12月10日
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