読んで笑う自分を知的に感じられる本。
皮肉ではなく、純粋に言葉遊びの世界に浸ってしまうというか。それもちょっと知的表現か。どう言えばいいのか?……ま、ええわ。
ページをめくるとあまりに意外な展開でつい笑ったページと、ああ、うん、と頷くだけのページだったり、へぇ~これはどういう?おお!と感心したり。
それにしても翻訳がすばらしいのではないでしょうか。
仏語→短歌、仏語→漢文、仏語→英語かぶれ、などなど。他国の言葉がからむとどうやって?と読みながら疑問に思ったら、あとがきに具体的にどう翻訳したかなどが明記されていた。
言語にもレイモン・クノー氏にも尊敬の念を感じるあとがきで、読めてよかったし、この本の存在を知ることが出来て良かったと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外文
- 感想投稿日 : 2013年5月17日
- 読了日 : 2013年5月12日
- 本棚登録日 : 2013年5月17日
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