文体練習

  • 朝日出版社 (1996年10月31日発売)
3.95
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本棚登録 : 1974
感想 : 208

読んで笑う自分を知的に感じられる本。
皮肉ではなく、純粋に言葉遊びの世界に浸ってしまうというか。それもちょっと知的表現か。どう言えばいいのか?……ま、ええわ。
ページをめくるとあまりに意外な展開でつい笑ったページと、ああ、うん、と頷くだけのページだったり、へぇ~これはどういう?おお!と感心したり。
それにしても翻訳がすばらしいのではないでしょうか。
仏語→短歌、仏語→漢文、仏語→英語かぶれ、などなど。他国の言葉がからむとどうやって?と読みながら疑問に思ったら、あとがきに具体的にどう翻訳したかなどが明記されていた。
言語にもレイモン・クノー氏にも尊敬の念を感じるあとがきで、読めてよかったし、この本の存在を知ることが出来て良かったと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 外文
感想投稿日 : 2013年5月17日
読了日 : 2013年5月12日
本棚登録日 : 2013年5月17日

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