武田百合子の書くものってなんかもう武田百合子そのものでしかない。唯一無二。
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"写真機がこわれても、本当は私は平気なのだ。見ているだけの方がいいのだ。"(p.112)
"六月十二日 トビリシ
いい天気。泣きたいばかりのいい天気。
存分に泣け、と天の方から声がすれば、私は眼の下に唾をつけ、ひッと嘘泣きするだろう。"(p.155)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2020
- 感想投稿日 : 2020年6月30日
- 読了日 : 2020年6月26日
- 本棚登録日 : 2020年6月26日
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