エリヌス―戒厳令 (ハヤカワ文庫JA―航空宇宙軍史 281)

著者 :
  • 早川書房 (1988年12月1日発売)
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本棚登録 : 66
感想 : 4
5

とてつもなく終盤が切ない作品。
ある人物とのつながりが切なすぎるのです。
ある条件下になったがゆえに
彼は愛するものと別れなければなりませんでした。

作品としてはSPAを再起を狙う
台頭してきた急進派と航空宇宙軍との
エリヌスの攻防戦となります。

急進派は結局、
エリヌス奪還を急ぐあまりに
判断を重ね重ね見誤ってしまいましたね。
そして、SPA内にもどうやら、不安因子が
いたようですよ?

静かな文章で淡々と語られる
戦いの物語。
その壮絶さは主要な人物が
一人、また一人倒れていくさまから
容易に推測がつくことでしょう。

だけれども、最後は飛び切り切ないね。
解決法は、あれしかなかったんだろうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2017年4月14日
読了日 : 2017年4月14日
本棚登録日 : 2017年4月14日

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