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2013-05-21T10:16:46+09:00
連作短編。
どの短編も優しく、そして優しいだけに物悲しい。
その中で「自惚れ鏡」は少し異端。
人間性が一番良く表れている(ちょっと過剰だとは思うが・・・)だけに、他の優しさに満ちた作品世界から、突如現実へと引き戻される。
この編だけは不快感が伴い、好き嫌いが分かれるのではないだろうか。
明夫少年が徐々に強く逞しくなってゆく様子が、幽霊以上に胸を騒がせる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年5月21日
- 読了日 : 2013年5月20日
- 本棚登録日 : 2013年5月21日
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