ギフト

著者 :
  • 双葉社 (2008年6月17日発売)
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本棚登録 : 458
感想 : 122
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連作短編。
どの短編も優しく、そして優しいだけに物悲しい。
その中で「自惚れ鏡」は少し異端。
人間性が一番良く表れている(ちょっと過剰だとは思うが・・・)だけに、他の優しさに満ちた作品世界から、突如現実へと引き戻される。
この編だけは不快感が伴い、好き嫌いが分かれるのではないだろうか。

明夫少年が徐々に強く逞しくなってゆく様子が、幽霊以上に胸を騒がせる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年5月21日
読了日 : 2013年5月20日
本棚登録日 : 2013年5月21日

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