「自分の心」をしっかり守る方法: 「くやしさ」「悩み」「モヤモヤ」が消えていく (知的生きかた文庫 か 1-38)

著者 :
  • 三笠書房 (2019年5月22日発売)
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「敏感性性格者」たちがなぜ生きづらいのか、その原因と彼らが自分の心を守るためのアドバイスが書かれている。
これを読んだのは、自分が逆のタイプであり、「敏感性性格者」の思考を少しでも理解するため。
勝手に被害者になり勝手に傷つく彼らの様子を思い浮かべながら読むと、そうだそうだ、そりゃそうだ、当たり前じゃん…などと頷くところが多い。

敏感性性格で生きづらい人々たちも好き好んでそうなったわけではないだろう。逆タイプの人間として、少しでも彼らの内を推察し、サポートできればいいなと思う。

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〈P144〜145より〉
人生における絶対の優先事項は「自分自身になること」である。
とにかく自分が自分であることが最大の使命である。
したがって親子であろうと、配偶者であろうと、誰であろうと、私が私自身になることを許さない人とは別れることである。
これが「自分の人生を無意味にしない絶対の法則」である。

(シーベリーの『利己主義の方法』とは)
人から気に入られたいという、とらわれの感情から解放される方法である。
自分を大切にする人にしか他人を大切にすることはできない。
人は自分を受け入れる程度にしか、他人を受け入れられない。
自分を愛することなしに他人を愛することはできない。
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まったく、その通り。



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年7月7日
読了日 : 2020年7月7日
本棚登録日 : 2020年7月7日

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