しずくの首飾り (岩波少年文庫 248)

  • 岩波書店 (2019年6月15日発売)
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本棚登録 : 156
感想 : 15

基本図書。
いつか図書館でハードカバーを借りたけれど読まずに返してしまった。
文庫化されたことを知ってから、普段行かない街の本屋で目にしたので思わず購入。

目次
しずくの首飾り、足ふきの上にすわったネコ、空のかけらをいれてやいたパイ、ジャネットはだれとあそんだか、三人の旅人たち、パン屋のネコ、たまごからかえった家、魔法のかけぶとん
訳者あとがき、「ぬけぬけと自由な、ファンタジーの源泉」東 直子

ファンタジー短編集。
影絵とよく雰囲気が合っている。
あとがきを読んで、少し困難な状況にある人たちが描かれていることにようやく気づいた。
ファンタジーなんだけれど、私は「Sukoshi Fushigi」な話だと思いました。
あちら側へ行きっぱなしで戻ってこないから、大人の私にはこわい話が多かったです。
でも、ふしぎがあらわれるその時には、「はじまったな」とにんまりしてしまいました。
あと、なんといっても前へ前へと進む文章が読みやすかったです。
繰り返しもあって、読んで聞かせてもよさそうだと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 900 文学
感想投稿日 : 2019年9月9日
読了日 : 2019年9月9日
本棚登録日 : 2019年7月23日

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