「風の通り道」みたいな本ないかなぁと探していて、借りてみた。
サムス島という、デンマークの小さな島の実話です。
サムス島は、海にかこまれているので、いつも強い風がふいています。
ソーレン・ハーマンセンさんという先生は、再生可能エネルギーを使って、島で発電しようと考えます。
自分たちで大きな風車を立てて、発電を始めます。
再生可能エネルギーとは、太陽の光、水、風などの自然のエネルギーのこと。
地球にある、無くならない、みんなのエネルギー。
石油や石炭は化石燃料でいずれ無くなるということを、私たちは普段忘れています。
この本は2012年2月発行、原発事故のあった東日本大震災後に出版されました。
人間が変にこねくりまわした原子力発電は、核発電という出口のない闇で、後戻りができないものだから、臭いものにふた状態。
震災後、電気がなくなると言って、みんなで計画停電をしていたことを、それでもさして困らなかったことを、私も含めて多くの人が忘れている。
自然には敵わないな、といつも思います。
やるかやらないか、それだけなのかもしれない、とこの絵本を読んで感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
500 技術
- 感想投稿日 : 2020年10月24日
- 読了日 : 2020年10月24日
- 本棚登録日 : 2020年10月24日
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