松本清張への召集令状 (文春新書 624)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年3月17日発売)
3.41
  • (4)
  • (3)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 47
感想 : 9

理不尽で不正にまみれる当時の国家権力が、この反骨の作家を作り上げたのだと得心させられる。故に現在の私らは、この大作家による膨大な著作を楽しめるというわけだ。
偉いなあ、大日本帝国。

「遠い接近」という作品は未読だったので、探してみるのですが、どうやら廃刊となっているよう。古書店をあたってみるか。
古代史学会との確執に関する言及も併せて、たいへん面白うございました。
(2008年記)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2013年6月21日
読了日 : 2008年4月15日
本棚登録日 : 2013年4月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする