ギャスケル短篇集 (岩波文庫 赤 266-2)

  • 岩波書店 (2000年5月16日発売)
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本棚登録 : 39
感想 : 4

エリザベスギャスケルという名前は、正直リチャードアーミティッジ主演のドラマ、北と南でしか知らなかった。ブロンテの伝記書いたりディケンズと文通とか多彩な人だなあ、としか思ってなかった。
でも短編を読み終わって、胸に澄み切った優しさがいっぱいに満ちた。(気がする)キリスト教的なメタファーを多分に盛り込んだ、大人のための童話。お気に入りの作品が異父兄弟と、一番最後に乗っていた短編。
ちょっとゴーストストーリー的な話もあったのも良かった。
宮沢賢治に雰囲気が似ている気がした。弱者への優しい視点や、キリスト教的な教訓。オーヘンリーっぽさもあったなあ。
あまり期待してなかった笑けどすごく染み入った作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月29日
読了日 : 2016年2月29日
本棚登録日 : 2016年2月29日

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