警察小説は腐るほどあるけれど、交番駐在警察官が主人公の話は少ないから貴重。こんなに巡査と巡査部長が出てくる警察小説って珍しい。でもやっぱり地味っていう印象。交番勤務の巡査部長が主役だから扱う事件も小さいし、しかも北海道だし、大きくなれば上が動いちゃうから仕方ないけれど。でもだからこそ1番身近に感じる警察小説でもある。事件を実際に突っ込んで扱えないから消化不良の話ばっかりになるのかと思いながら読みすすめたけれど、最後の話はバッチシ活躍してて、満足して読み終えることができた。駐在と地元民の距離感がなんともいえない。
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カテゴリ:
小説/さ
- 感想投稿日 : 2010年1月16日
- 本棚登録日 : 2010年1月11日
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