今回登場する栄くんは、「死ぬ」ということへの恐怖のあまり、自殺未遂を繰り返してしまう男の子。
思い返せば私も小学生の頃、死ぬことってものすごく怖いことだと思ってた。
何があるわけでもないのに、「親や祖父母や兄弟、自分が死んでしまったら…」と考えてしまって、夜中に一人で泣くこともあった。
だから、今回の巻での三田くんの言葉は、ほっとさせられた。「今は死ぬことが怖くても大丈夫。そのうち平気になるよ」
今も怖いけど、子どもの頃ほどじゃなくなったのは確か。
自分の子どもも同じことを考えて、夜眠れなくなったりしてしまうかもしれない。
その時は、大丈夫、と言ってあげよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2018年11月2日
- 読了日 : 2018年11月2日
- 本棚登録日 : 2018年11月2日
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