お金について体系的に説明してくれている、分かりやすい本だったと思う。
数百年前は物々交換であったのが、金銀などで作られた小判などの「価値の物差し」で交換することになり、政府が発行する「貨幣」で交換することになった。現在ではコロナ禍ということもありキャッシュレス化が急激に進み、お金は「画面上に表示される数値」になったと思う。
お金は昔からずっとあるもの、と思っていたけれど、そうではないのだな、とこの本を読んで知ることができた。例えば、政府が貨幣を発行するようになったのはつい150年前ほどのことで、当時は政府が刷った紙切れでうまく経済が回るのか、なんて懸念を持つ人もいたそうだ。結果として政府が発行する貨幣で経済は回っているし、何なら今はキャッシュレス決済で紙幣が要らない時代になっている。だから、お金の在り方は時代で変わるもので、自分も柔軟にお金と向き合うべきなのだなと思うことができた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月14日
- 読了日 : 2022年1月13日
- 本棚登録日 : 2022年1月12日
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