原子炉の蟹 (1981年)

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乱歩賞第27回。原発内部で起きた怪死事件。被害者の手には『原子炉のカニ』からの不可解な紙切れ。サルカニ合戦に見立てた連続殺人事件の犯人に新聞記者が迫る。原発安全神話に疑問を投げかける社会派ミステリー。今の日本でこの本を読んで驚く人はいないんじゃないだろうか。あまりにも原始力な平時の作業にはびっくりしたけども。作中の原発反対派の語る話は、悲しくなるほどだった。ミステリー部分も密室殺人のトリックなど面白かった。また読みたい('◇')ゞ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 長井彬
感想投稿日 : 2012年2月1日
読了日 : 2012年2月1日
本棚登録日 : 2012年2月1日

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