定年退職を機に長年夢だった探偵事務所を始めた木野塚氏の奮闘記。いたって平凡な木野塚氏の憧れは、フィリップ・マーロウのようなハードボイルドな探偵だが、一つも思い描くようにはいかない。さらにひょんな事から雇った助手が切れ者で、いつも遅れをとったと感じている木野塚氏のなんとか体裁を保とうとする言動に悲哀を感じる。滑稽なくらいハードボイルドであろうとする木野塚氏にエールを送りたくなる作品。それと、相棒にたまに出てくる探偵さんとイメージが重なってしまって、どうしても抜け出せなかった・・・(^_^;)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コージーミステリー
- 感想投稿日 : 2015年8月12日
- 読了日 : 2015年8月11日
- 本棚登録日 : 2015年8月12日
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