初めて愛した”男らしい人”と
今愛している”優しい人”との恋愛を淡々と赤裸々に、
恥ずかしげもなく絞りだして遺した
かもめという一人の女性の恋愛小説。
”男らしい人”を一途に愛して、待って、
仕事すらもしないでただ傍にいてほしいと無謀に願うかもめ。
その何年もあとで、
”優しい人”に希望を見出して、絶望を感じて、
一週間の中で生死を繰り返していくかもめ。
情念がすべての恋愛です。
かもめが最後の選ぶ道と
その道の入り口で感じるものとは?
激しい。
虚しい。
その二言に尽きます。
そしてちょっと腹が立ちました。
それぐらい作者の小手毬さんが
「プライドのない全裸の女性」を見事に描きすぎです。
あたし好みのストーリーではありませんでしたが
恋愛エキスを凝縮した物語に浸りたいなら是非どうぞ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
恋愛
- 感想投稿日 : 2014年1月13日
- 読了日 : 2014年1月13日
- 本棚登録日 : 2014年1月13日
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