【働くこと、の尊さ】
ゼロに何を掛けたところで、ゼロのままだ。だからまずイチを足さないといけない。
堀江貴文さんが出所されてから初めて出した本ということで、もう10年以上も前なのだけれどもとても興味深く読んだ。働くことについて書いている。つまり生きることについてでもある。
時間は有限で、命そのものという。今しか存在しない、その今に全力を尽くすこと。
自信がないなら、小さなイチを踏み出すこと。
やりたいことが分からないなら、できる理由を考えること。
お金はただ貯めるのではなく、報酬は時間の対価に受け取るのではない。人は人生の中で、働くことを通して、何かに没頭し、好きになり、やりがいを作り出すことができる。
そうやって、没頭して何かをすることこそが、生を充実させ、いずれ死ぬ人生の中での生きがいとなる。そんなことが書かれていたと今のところは理解しました。
自分がこの世界でどう能動的に生きるのか、日々感じる無力さとか、無能さとかに対して、そこにどうイチを足せるか。書くとちょっと抽象的だけれども、執着を捨てることでもあるように思った。今自分は同一歩を踏み出すか。踏み出し続けるか。
例えば、転職する時でも、興味のある求人を見るとできるか分からないことばっかりで、無理なのではないか、と思う。その際は、どうやったらできるかを具体的に考えること。する、と決めること。この一歩を踏み出し続けることをしようと思う。
先ほど読んだZero to Oneの本では、ビジネスにおいて新しいものを生む、という意味を込めてOneといっていたけれど、この本のイチは人間レベルでの私たち一人ひとりの一歩の話で、今の自分に身近に感じられた。働くことは尊い。
- 感想投稿日 : 2024年2月29日
- 読了日 : 2024年2月28日
- 本棚登録日 : 2024年2月28日
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