世界の文学〈第34〉ロレンス (1966年) 白孔雀 セント・モア

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「白孔雀」はロレンスの最初の長編。階級の違いから結婚しなかった男女の後日談がストーリーの中心。酒に呑まれたり、妻に愛想をつかされたり、幼なじみの親友の妹を知らぬ間に他人にとられたり、男はみんなさえない奴ばかり。女は対照的にたくましいこと。「セント・モア」は晩年の中編。アメリカ娘は欧州に心満たされず、強気で変人の母、暴れ馬、寡黙で風変わりな馬丁らと共に、ついに気取り屋で無理解な夫を捨ててアメリカの辺境に行く道を選ぶ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: イギリス文学
感想投稿日 : 2020年3月13日
読了日 : 2020年3月12日
本棚登録日 : 2020年3月3日

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