・抄訳、意訳で挿絵も多く読みやすかった。
・罪人の行く「地獄」と、善人の行く「煉獄」との対比が素晴らしかった。共通点として、驚いたことに、どちらでも死者は罰を受け、罪を償っていた。死後のほほんとしている人はいないようだった。違うのは、地獄では罪人達が悪魔や怪物に苦しめられることで受動的に罪を償わせられているのに対し、煉獄では善人達が自らの手で能動的に罪を償っている。罪人の心は怒りで、善人の心は後悔で満ちている。「罪は全ての人が犯すもの。ただそれをきちんと罪と認識して反省できるかどうかが善人と悪人の差ですよ」と諭しているようだった。
・人の心にある3つの光は「希望を持つこと」「信じること」「愛すること」...素晴らしいですね
・装丁が綺麗。大判で三方金。これで5000円で大丈夫か心配になる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年4月21日
- 読了日 : 2019年4月21日
- 本棚登録日 : 2019年4月16日
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