琉球王国 (岩波新書 新赤版 261)

著者 :
  • 岩波書店 (1993年1月20日発売)
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本棚登録 : 256
感想 : 30
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個人的に沖縄のルーツに興味があります。

実際に沖縄に行ったときに思ったことなのですが、中国的な遺跡もあれば、アメリカ人と思しき人間がいて、しかも現時点で日本である、いろんなものが混ざって、しかも沖縄らしさというものも確固として存在している不思議さ。自然とその歴史には以前から興味がありました。

本書の中心は、沖縄が日本でも中国でもなく、琉球王国として独立していた時代です。それは交易のハブとして繁栄した時代です。著者は、占領や戦争という暗い影がつきまといがちな沖縄の歴史に対して、もっと広い視野で沖縄の歴史を知ってほしいといいいますが、海を舞台にアジア各地と交易する沖縄の人々の姿のほうが、沖縄らしいなんて思うのは、私の勝手な思い込みでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年12月9日
読了日 : 2013年12月9日
本棚登録日 : 2013年12月9日

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