蘇我の娘の古事記

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2017年2月10日発売)
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乙巳の変で暗殺された蘇我入鹿の娘を助け、我が子として育てた百済出身の渡来人一族の長・船恵尺。父の代から蘇我氏の命によりこの国初の国史編纂にたずさり、それをきっかけに入鹿と親しくなり、赤子だったその子を助けることになる。コダマと名付け我が子として育てるも、なんの因果か、コダマは目が見えない。だが、次男・ヤマドリが片時も離れず、コダマを守っている。月日がたち、コダマの出生の秘密を知る中臣鎌足により命の危機があったり、コダマ・ヤマドリが夫婦になり、幸せな時間が過ぎていく中、またも時代が不穏なものに…壬申の乱である。またも争いのために人生を狂わされるコダマ。いろんな語り部から聞く神話なども合わせて載っていてストーリーもどちらも読みごたえあり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 周防柳
感想投稿日 : 2018年1月22日
読了日 : 2018年1月22日
本棚登録日 : 2018年1月22日

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