江戸三〇〇藩 最後の藩主 (光文社新書)

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  • 光文社 (2004年3月17日発売)
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応仁の乱までの京の権威の失墜。乱の後の混沌から、京の求心力に、秀吉の政治利用。その後家康の源氏的な氏の長者としての台頭で、また権威を失い、家光の頃まで牽制される。公家諸法度とか将軍上洛とか。
江戸時代に京の権威再復興は、平和な時代の文化的優位性、御三家が権威のために主人を皇室としたこと、徳川家自身の権威の利用
水戸藩の維新への貢献は、テロリストの排出と尊王攘夷思想を生み出したことで流れを加速させたこと。
会津の松平容保はやりすぎで美談にできない。新撰組で憎悪をかきたて、鳥羽伏見で慶喜が開戦を嫌ったのに断行。が、その不器用さが会津の名誉ともつながる。

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感想投稿日 : 2015年1月4日
本棚登録日 : 2015年1月4日

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