国語と英語のカリスマ教師が教える AI時代の読む力

  • 宝島社 (2019年8月24日発売)
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以前自分で開いていた学習塾で導入していた「論理エンジン」の出口先生と、いつもブログを拝読しているキムタツ先生の共著とあって、前のめりで読み始めました。以前からこのお二方の発信は意識して見聞きしてしますが、それでも勉強になりました。
お二人の対談と英語力・国語力の伸ばし方についての提言のほか、論理力をつけるための学年別の具体的な勉強法や英語のリスニングのトレーニング方法などのコラムや巻末付録の問題集もあり、とても面白く読めると思います。
出口先生によると日本語は「述語が中心」で、英語は「主語が中心」の言語。日本語はそのメインの述語を(基本的に)文の最後に持ってくるのに対し、英語はメインの主語を文頭に持ってくる。あくまでも対照的な2つの言語だから、そこを面白がることができれば学びも楽しくなるでしょう。
が、問題はそもそもの国語力の低下。そこにどう働きかければいいのか(もちろん、働きかける以前に自分も国語力を高める意識を持つことが大事です)。是非多くの先生や保護者の皆さんに読んでほしいです。
キムタツ先生のトレーニング方法は少しハードなものもありますが、生徒のレベルを見ながらアレンジして勧めていきたいと考えています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 勉強用
感想投稿日 : 2020年9月30日
読了日 : 2020年9月30日
本棚登録日 : 2020年9月30日

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