奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2004年7月28日発売)
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本棚登録 : 535
感想 : 53

ヘレン・ケラーと言えば、高校生の時、見た演劇で知ってるだけだったが、彼女が如何にして概念を獲得していったかに興味が湧き、読んでみた。
彼女の場合、1歳数か月までは目も耳も正常で、世界をそれなりに認識していたという事が、その後の勉強に大きく役立ったのではないかと思った。
有名なウオーターという言葉は、実際に覚えかけていたのを思い出したからであって、全くの生まれつきであったらきっと難しかったのではないかと思う。
それでも、彼女のやり遂げたことは偉業と言わざるを得ない。
弱冠22歳でこの自伝は書かれているということは本当に驚き。
内面の豊かさが生き生きと伝わってくる。
障害を持つ人に大きな希望を与えたのは事実だろうと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ・回想録
感想投稿日 : 2019年2月19日
読了日 : 2019年2月19日
本棚登録日 : 2018年12月17日

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