院政期から戦国時代まで、日本の中世史に関する15のテーマをコンパクトに解説。最新の学説が多く紹介されており、僕の古い理解がいくつも更新された。荘園制の成立は寄進地系荘園ではなく「立荘論」であること。「泣く子と地頭には勝たれぬ」でイメージされる地頭の暴虐さは必ずしも正しくないこと、足利義満が遣明船を送っていた理由(国内では「日本国王」を使っていない)、義持は義満の政策を必ずしも全否定していないこと、などなど。勉強になった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2019年5月6日
- 読了日 : 2019年2月6日
- 本棚登録日 : 2019年5月6日
みんなの感想をみる