幕末という時代に翻弄された名も残らぬ人々の物語。京での動乱に巻き込まれて命を落とすもの、佐賀藩の洋式軍備に命を削り発狂してしまうもの。必死に生きた人々の息吹を感じながら、暗い時代も感じる悲しさ。先に不安を抱きながらも、明日はよくなるのではと必死に生きたのだろうと感じ、不安がそこまでない現代の有難さを感じつつも、日々を大切に生きる大切さを感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2019年11月6日
- 読了日 : 2019年11月6日
- 本棚登録日 : 2014年12月14日
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