明治維新後の琉球王国を日本に統合するまでの、琉球と明治政府の交渉。息詰まるというよりも、前提となる国に関する考え方を合わせることが難しかった様子が興味深い。当時から琉球の人々から見ると、日本は異質で、大きく考えの異なる政策を持ち込んできて混乱を起こす元凶だったのだと思う。当時の琉球から見た国際情勢は遅れたもの(清国の属州で、清国が守ってくれる)であったが、現代ではどうだろうか。米国は本当に守ってくれるのか。
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2015年4月19日
- 読了日 : 2015年4月19日
- 本棚登録日 : 2014年8月15日
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