現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2022年1月28日発売)
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本棚登録 : 2659
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冒頭に佐々木氏仕事場の写真がでています。2000冊の紙の本、本、本。Kindleの本棚、iPhoneのホーム画面、デジタルツールなど

本書の目的は
・幅広い分野の情報をどうやって集めるか
・集中力が続かない、集中できないときの読み方
・アイデアの発想法、発想力                   です。

結論は、「学び」の本質は、さまざまな知識を「統合」していくこと です。

散漫な状態でどうよむか
いろいろなメディアを通じてどう情報を取得して自分のための「知肉」にするかが、著者のメッセージかと思います。

気になることは次です。

・アウトライン⇒視点⇒全体像 という順番の流れをつくる メモから世界観をつかむ
・一本の記事では「断片」しか理解できない
・「さまざまな視点」を得ることが読むことの目的
・たくさんの概念を集めると「世界観」をスケッチできる
・正解に見えるものは、たいていの場合は「後出しジャンケン」である
・情報ツールとしてはツイッターがおすすめ。情報収集ツールとして確立しているから
・戦闘的なものは無視して、いい情報だけを拾い集める
・中途半端な知識の人ほど、すぐに断言する
・記事の見出しは瞬発力勝負、記事の本文は、持続力勝負。スキマ時間をつかって記事を探して、じっくりと画面に向き合う
・よい情報とは、集約され網羅されている、そのテーマについて全体像をつかみやすい、こと
・散漫な状態で読むのもいい、集中していないときこそ、「舞い降り」(ひらめき)がやってくる
・「無意識の領域のコビトさんたち」が情報を整理するのを妨げない
・情報の整理、コンピュータの中は、乱雑でいい、頭のなかはすっきりと
・今読むべき本 
  読書スキル不足は、今の自分にあわない
  あっているかどうかは、冒頭の30頁を読んでみる
  向いていない、無理だとおもったら潔くあきらめる
  いま、読んで楽しい本を読む
本の読み方
  気になるところには付箋をはる
  抽象的で難しいところは丁寧に熟読する
  感銘を受けたところは、短い覚え書も一緒に書く
  文献リスト、引用をもとに、広げていく読書
名著難解本を読むコツ
  解説している記事、書評を読む
  アマゾンなどの商品ページでレビューをよむ
  平易な入門書、解説書を読む
  漫画版、映画版をよむ
本をいつ、どこでよむか
  スキマ時間、長時間移動
  とにかく小刻みによむ

目次は以下です

はじめに
序章 まずは現代の知的生産に必須の「5つの大前提」を知る
第1章 まず「落とし穴」を見極め、「読むべきもの」を選別する
第2章 ネットは「何を」見ればいいのか
第3章 SNSをどう使いこなすか
第4章 選んだ記事をどう読み、どう整理・保存するか。情報整理の方法。
第5章 本は「何を」「どう」読めばいいか
第6章 知識や情報を活用するカギは「2つの保存」を使い分けることだ
第7章 脳をクリアな状態にする「二刀流」のすすめ
第8章 散漫力を活用し「最適なインターバル」で仕事を回す!「マルチタスクワーキング」の秘訣

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年3月21日
本棚登録日 : 2022年3月20日

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