イギリスのオックスフォードで若い女性が惨殺された。無惨に切り裂かれた遺体の上には1枚のコインが残されており、何かの儀式を思わせた。やがて第2の殺人事件が発生、被害者はやはり若い女性で、遺体にはまたしてもコインが置かれていた。取材でこの地を訪れていた作家のローラは、警察から犯罪現場の写真を撮る仕事を請け負っている元恋人フィリップとともに、こ異常な事件を調べ始める。錬金術、占星術の知識を巧みに織り込み、壮大なスケール描くサスペンス小説。過去のニュートンの話も絡めて書かれてるんですが、始めの方のスピード感が続かないのが残念。ミステリー的にも、うーん…広げた大風呂敷に匹敵するものかどうかは、ご判断にお任せします。もっともっと長編にした方が良かったんじゃないかとは、思う。
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カテゴリ:
ミステリ系小説
- 感想投稿日 : 2007年6月24日
- 本棚登録日 : 2007年6月24日
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