青年時代の葛飾北斎が、江戸の町に起きる事件を解決する連作短編集。
『だましゑ歌麿』『おこう紅絵暦』に続く、時代小説シリーズ第三弾。
シリーズ物ではあるが、それぞれ独立した作品なので、単独でも充分に読める。
絵師ならではのこだわりと観点でもって、謎の本質を解明する捕物帖としての面白さはもとより、主人公・春朗と身内や仲間たちとの小気味良いやりとりや、江戸の風俗や美術、人情ものとしての味わいもある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(ミステリ・サスペンス)
- 感想投稿日 : 2019年7月30日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年7月30日
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