〆切本2

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制作 : 椎名 誠  平出 隆  村山 由佳  さくら ももこ  神近 市子  岡本 かの子  今井 邦子  宇野 千代  中條 百合子  美川 きよ  平林 たい子  子母澤 寛  川端 康成  バルザック  辻 佐保子  辻 邦生  田中 小実昌  澁澤 龍子  澁澤 龍彥  赤川 次郎  中島 らも  三浦 しをん  野間 宏  木下 杢太郎  笹沢 左保  筒井 康隆  江口 寿史  松尾 豊  冲方 丁  井上 靖  室生 朝子  室生 犀星  大庭 みな子  伊集院 静  ハルノ 宵子  タモリ  野坂 昭如  堀 道広 
skippbeatさん 自己啓発   読み終わった 

【No.88】「自分に使うことの出来る言葉を限度いっぱいに使いたい、という切実な願望があったから、依頼はすべて引き受けた。仕事のための材料は僕が持っていた言葉であり、それを文章として支えるアイディアのようなものだったから、仕事とは言葉のさまざまな使いかたの実践であり、実践の機会は多ければ多いほど好ましく、仕事は増えていくいっぽうの時代でもあった」「待ち合わせに遅れた。〆切りに間に合わなかった。これは約束を守らなかったのではなく”間に合わなかった”という現象なのであり、相手を裏切ったこととはまるで異なることである」「やるだけやったんだし、ダメだったらまた何か他を考えよう。今は他には思いつかないけれど、そのうち何か思いつくかも知れない、とダメだった場合のときの事まで早くも考えていた。少しぐらい自信があっても、夢なんてそう簡単に叶うもんじゃない。そう思っていないと、現実の壁にぶち当たった時のダメージがものすごく大きいから、今回は用心して心に予防線を張ったのだ」「僕は、とにかくよく眠る。締切りが迫っていて、眠ってなんぞいられないときにかぎって、やたら眠ってしまうのである。十二時間は軽い。四時間寝ては二時間起き、原稿用紙の前でうーんとひと唸りしてまた寝る。これをくりかえして、結局一日十六時間眠っていた、なんてこともまれではない」「私は締切り日に間に合うということはほとんどないが、それかといって約束を放棄して、平然としているなどということは出来ない。それ故に私は自分の全力をつかいはたしてなお原稿が出来上がらないとき、どうして自分は原稿を書くことを承諾したのだろうか、と自分をのろわなければならない」「ちょっとだけと思って寝ころぶ。天井を向いているうちはなんともない。でも、横向きになったとたんにころっと次元が変わってしまう。その甘美さは麻薬なんか目じゃない」

レビュー投稿日
2019年3月15日
読了日
2019年3月15日
本棚登録日
2019年3月15日
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