感染遊戯 (光文社文庫 ほ 4-9)

著者 :
  • 光文社 (2013年11月8日発売)
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 姫川玲子シリーズ第5弾。本作は姫川玲子が主人公ではなく、姫川の元部下である葉山則之と、姫川と犬猿の仲であるガンテツこと勝俣健作が活躍するスピンオフ作品である。
 一見バラバラに起きたかに見えた複数の事件が、最後の最後に一気に結びつく展開はまさに圧巻。インターネットの掲示板を駆使しているところなどは現代的事件の骨頂と呼ぶべきもの。この犯罪の手口は現代に投げかける最大の衝撃なのかもしれない。人間の心の中に隠れている殺意が、ほんのちょっとしたことで一気に表面化してしまうものなのだなと実感してしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年11月5日
読了日 : 2020年11月5日
本棚登録日 : 2020年11月2日

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