現代インドを知るための60章 エリア・スタディーズ (エリア・スタディーズ 67)

  • 明石書店 (2007年10月5日発売)
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感想 : 10

インドの貧困事情にを知りたいため、読んだ本。
下記、参考になった箇所。


<貧困の要因>
貧困者が自らの置かれた環境を改善し、経済発展などの環境の変化を積極的にチャンスに変えていく能力(潜在能力)の不足しているから。あるいはその潜在能力を活かす社会的な条件が整っていないから。
※潜在能力
基礎教育、健康
※活かす条件
交通インフラの発展、就職に関する情報提供訓練の機会、貧困者の近代的な金融サービスへのアクセス向上、社会の安全網の整備、性やカースト等により職業差別の解消(州政府による取り組みが重要)

<貧困が多い州>
オリッサ州、ビハール州

<高所得者が多い州>
ケーララ州
→出稼ぎに出て高い収入を得る人が多いため。

<州による識字率の違い>
イギリス植民地時代の宣教活動にともなう教育普及のため。

<インドの製造業の国際競争力がない理由>
社会的、文化的要因
→モノ作りに対する社会的なリスぺトがないため。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年1月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年1月1日

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