ひきこもりの弟だった (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年3月25日発売)
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感想 : 57

★第23回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作
【ラスト、読む人全ての心を揺さぶる――。 痛切で歪な“愛”を描いた、圧倒的衝撃作!】

『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後にあなたは――』
 突然見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。僕はその女、大野千草と夫婦になった。
 互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に捨て去ったはずの過去を追憶させていく――大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。
 これは、誰も愛せなくなった僕が君と出会い、愛を知る物語だ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2017年3月刊行
感想投稿日 : 2017年3月21日
本棚登録日 : 2017年3月21日

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