まさかの、榎田が主人公である。あとがきで作者自身も想定していなかったと書いているように(どうでもいいが、毎回あとがきで「この物語はフィクションで、実際の博多はこんなに危ない街ではありません」と書いてるのに笑う。そして福岡の人は逆に「修羅の国だから」と受け止めているのにも)、彼は本来脇役だからこそ輝くタイプ。ただ、まったくの謎だった榎田の人物像や過去が明らかになり、今まで単なるチートクラスの情報屋としか思っていなかった榎田が少し好きになった。土壇場での逆転劇も見事。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル・ノベライズ
- 感想投稿日 : 2018年2月8日
- 読了日 : 2018年2月8日
- 本棚登録日 : 2018年2月8日
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