「女性が上だとは言っていない。ただ敬意を払ってもらいたいだけ」
このセリフを聞いて「なるほど」と膝を打ったのですが、彼女は男の既得権を奪い取ろうとする闘士ではないのです。あまりメラメラとした闘争心をあらわさず軽やかに振る舞う彼女はなかなか魅力的です。エマ・ストーンはあの眼鏡であの可愛さとか、ありえん。
彼女と試合をするボビー・リグスという男はとんでもない女性差別主義者ですが、スティーヴ・カレルの怪演おかげか、ひょっとしてただの目立ちたがり屋なのかもと、憎めないところもあります。
あとこの映画、テニスの試合シーンも面白い(殆どCGなんですけど)。この時代はバックハンドの強打は全くなく、スライスでつなぐだけ。そして大体ネットプレーで得点になる。へー。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
◆映画:ドラマ
- 感想投稿日 : 2019年9月29日
- 読了日 : 2019年9月25日
- 本棚登録日 : 2019年9月29日
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