投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2019年9月12日発売)
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2023年元旦に読み終わった本。自己投資を行う!と決めた。ペルシャ語、水泳、読書、旅。

投資家の心構えを説いた本だが、それは投資家だけでなく、あらゆるの人が投資家のような意識で生きたら、長い人生、生き生きと仕事し、成長し、お金に困らず豊かに生きていける。

私が一番沁みたのは、「運」。物事がうまく行った時、自分だけの力で成し遂げたなんてそうそうない。運が良かった、と思って謙虚に行こう。失敗から学ぶことは大事だが、学びと反省したら、所詮は運だから、といつまでも引きずらず次へ行こう。運が支配している事を理解しつつ、淡々と努力し続ける。ただ、運をつかむタイミングを逃さないよう、いつも、自分は運が良い、と思っていよう、という事。
また、自分の目、耳で人に直接会って聞こう。ドンキがエリート女性ファンドマネージャーから過小評価されていたが著者が店に足を運んで、若者で夜な夜な賑わう様子を見て、自分は伸びると思ったという話は象徴的。

良い会社は、理念がしっかりしている事、従業員が明るく、挨拶してくれる、とか当たり前の事書いてる、と思いきや、成長や投資のリターンってすぐに返って来るものでなし、毎日の積み重ねに他ならないという事。

朝の時間の有効活用、読書、挨拶する等は、まあ、他でも聞いたな…個人的にはお腹いっぱい。あ、こういう姿勢はいけませんな。

投資の要素
自分の中の「主体性」を養い
「時間」と「お金」の使い方に自覚的になり、
「運」の流れに身を任せながら、
人生の「決断」をする

投資とはエネルギーを投入して、未来からお返しをいただく行為。
好き嫌いの軸で動く。

全ての行動の前に、それは投資か、浪費か?を自問する。

意外だったのは、日本人は自己的で、自分、もしくは自分の会社さえ豊かであれば良いという考えをするという指摘。日本人が寄付しないのは、自己的な考えだからだという。日本人は周りに親切で優しい、と言うじゃない?それは物差しが違うのか。利他の意識が社会を潤し、ひいては自分も潤し、豊かになることを目指そう、と。それは確かに、と思う。一方で、海外特にアメリカは寄付文化。まあ、アメリカは寄付すると税金対策になると言う仕組みがあるので、うまい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月1日
読了日 : 2023年1月1日
本棚登録日 : 2022年12月29日

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