はやぶさ2の帰還、サンプルリターン成功を受けて、10年前の感動を思い出し読了。著者は早期からはやぶさプロジェクトの取材を続け、ウーメラ砂漠での回収にも同行した数少ないジャーナリストのひとりでもあり、プロジェクト関係者へのインタビューも生き生きしており、筆に熱がこもる。
はやぶさが満身創痍で帰還したことはよく知られていると思うけど、その背後にある次から次へと起こるトラブルに対応する研究者たちの創意工夫に尊敬とあこがれを強く感じる。最後のイオンエンジンクロス運用に代表される冗長系の役割が非常に興味深かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年1月21日
- 読了日 : 2021年1月21日
- 本棚登録日 : 2021年1月18日
みんなの感想をみる