一サラリーマンが銀座のど真ん中で養蜂をはじめて、
蜂蜜がとれるようになった。
そうしたら、あれよあれよと採蜜した「銀座のはちみつ」が、
有名洋菓子店のお菓子になり、カクテルになり、蝋燭になり、
銀座全体でサスティナブル=“持続可能な”
活動へと発展しく過程を書いた本。
もちろん現在進行形。
全編通して蜜蜂と銀座の深い愛情を感じる。
そして、何より活動をされる方が誰でも、
とても楽しそうだし、誰より作者の想像力(妄想力)の逞しさは、
まるで作家のよう!
エピローグに書かれている「二〇一六年のミツバチの日にが
まるで現実世界のお話のようだ。
このプロジェクトの素晴らしいところは裾野の広さ。
ただ養蜂をし、銀座全体の利益を上げるだけに留まらず、
街の再開発、自然環境の共生、労働問題、
食糧問題、果ては生涯学習にまで幅広い可能性を
秘めているこの取り組み。
なんでも受け入れる銀座の懐の広さは、
間違いなく、長く培ってきた街の歴史を感じさせる。
銀座近いし折を見て、実際の養蜂に触れてみたい。
まずは、売っているうちに「銀座のはちみつ」買いに急がねば。
そういえば、原宿のコロンバンの屋上でも養蜂やってる。
明治神宮すぐ近くという立地は大きいでしょうね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
勉強になった
- 感想投稿日 : 2011年8月12日
- 読了日 : 2011年8月12日
- 本棚登録日 : 2011年8月12日
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