世界を股にかけて活躍する日本人作曲家のなかで
坂本龍一さんはナンバーワンではないでしょうか。
この本はそんな彼の2009年から今年3月28日亡くなるまでを中心に、いろいろ。
勝手に孤高の天才のようなイメージを持っていたけど、
考えていることは意外と普通で
環境平和への活動を熱心にされているかたでした。
ニューヨークにいたのは、移動に便利だからということでした。
一番興味があったのはガンについてでした。
彼は長いこと代替医療に傾倒してきました。
しかしガンについては、調べてみると
代替治療だけで中途半端に叩くと、
より狂暴になって仕返ししてくる。
だからまずは西洋医療で対処し、
免疫力が落ちるところを代替医療でバックアップする
という複合的な方法を取ることにしたそうです。
結局発病から治療→寛解→再発→転移→手術……
ということになりましたが、
これが最善だったのではないかと思いながら読みました。
一度目のガンをきっかけに、それまで浴びるように飲んでいた酒をやめたとありました。
食生活にも気を付けたようです。
やはりガンという病気はすごく辛そうなので
元気なうちから健康に気を付けようと改めて思いました。
断酒して良かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆随筆・評論・対談・鼎談☆
- 感想投稿日 : 2023年9月7日
- 読了日 : 2023年9月7日
- 本棚登録日 : 2023年9月7日
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