怖い絵3

著者 :
  • 朝日出版社 (2009年5月28日発売)
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図書館に予約して約3ヶ月待って、やっと読むことができました。

さて、『怖い絵』と『怖い絵2』では、もし一つだけ見られるとしたら、ブリューゲルを見たいと書きました。

今回もブリューゲルの作品(ブリューゲルではないかも説あり)の
『イカロスの墜落』がありますが、こちらは三年前、上野国立西洋美術館の「ベルギー王立美術館展」で見ました。
この本を読んでから行きたかったですねー。

今回見たいのは『ヴィーナスの誕生』か、
『聖アンナと聖母子』かな。

さて、中野京子さんによる『怖い絵』を60作品読み終えて思うのですが、一目見て「怖い!」と思うものより
「え?何が怖いの?」と思って中野さんの説明を読む物が怖いかも。


たとえばホガース『グラハム家の子どもたち』とか
ゲインズバラ『アンドリューズ夫妻』アミゴーニ『ファリネッリと友人たち』などは、幸せを絵に描いたような作品なので
中野さんの解説に行くのが楽しみなのです。

そのギャップが激しいほど怖いかな~と思いました。


そういえば、今話題の『34歳女による結婚詐欺事件』

彼女はあんなに素敵な生活をして、ブログを書いて
相手の男の人をすっかりその気にさせて……
しかし…衝撃

というところが、上の三つの作品と重なります。

http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-274.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中野京子
感想投稿日 : 2018年2月17日
読了日 : 2009年10月30日
本棚登録日 : 2009年10月30日

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