ルネッサンスの光と闇: 芸術と精神風土 (中公文庫 M 335)

著者 :
  • 中央公論新社 (1987年4月1日発売)
3.73
  • (12)
  • (11)
  • (21)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 145
感想 : 14
4

(1990.11.12読了)(1987.04.19購入)
芸術と精神風土
(「BOOK」データベースより)amazon
人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終りに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の一面を持つルネッサンス…。ボッティチェルリの《春》や、ヴァティカン宮殿の署名の間、メディチ家の礼拝堂といった傑作を輩出したその精神的風土と芸術のからみあいを、多数の挿図とともに明快に説き明かす好著。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 高階秀爾:美術
感想投稿日 : 2012年7月7日
読了日 : 1990年11月12日
本棚登録日 : 1990年11月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする