すごく心地のよい映画でした。日本での孤独と旅人の孤独そして生活の孤独。この三つの孤独がうまい具合に混ざり合っていました。続いてゆく人生の一部分でふっと息を抜いた瞬間を切り抜いた感じです。押し付けがましくなく、音楽のように流れていく力を抜いた日本の風景は、監督が日本をいいとか悪いとか判断することなくそのまま受け入れ、単に映画の舞台として考えているのがわかります。日本人にも外国人にも好かれる映画といえるでしょう。
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DVD
- 感想投稿日 : 2005年7月3日
- 本棚登録日 : 2005年7月3日
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