スミスの作品を読んでいると、いつも何故かやましい気持ちになります(笑)
そう、禁止されている本をこっそり読んでいるみたいな……。
あまりにもおぞましくグロテスクなのに、ふとした時に感じる美しさ。
ちょっとクセになるんですよね~。
一作目の「ゾティーク~」ほどのインパクトはないのですが、安定した面白さ。
「イルゥルニュ城の巨像」が好きです。
死体を使って……というのが、想像するとちょっとアレですが。
詩人と娘が美しき女に惑わされ城に導かれる「アヴェロワーニュの媾曳」
どことなく人間の姿に似た植物マンドラゴラの恐怖を描いた「マンドラゴラ」
失業中の主人公が見つけた新しい仕事は……「妖術師の帰還」
このあたりが特に好みでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
BOOK
- 感想投稿日 : 2012年3月14日
- 読了日 : 2012年3月14日
- 本棚登録日 : 2012年3月14日
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