「ラノベ風の表紙に臆せず手にとってください」というような書店のポップにひかれて、何年も前に買った1冊。臆さなくて良かった。
いわゆる日常のミステリー。ミステリー作品を読みなれた人には物足りない謎解きかもしれないが、この作品の魅力は、登場人物たちの、そして作者のあふれるミステリー愛だと思う。逆さまに吊るされたてるてる坊主を見て「鶯の身を逆さまに初音かな」とつぶやくとか! ところどころに登場する小さな遊びがうれしい。
こういった遊びだけではなく、ストーリー全体を通して読むと幸せな気持ちになる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2017年5月25日
- 読了日 : 2017年5月25日
- 本棚登録日 : 2017年5月23日
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