昔、テレビか何かでみたものを、
私はずっと信じている。
寝ている間というのは、違うあちらの世界に出向いて
向こうで作戦会議をしているんだと。
まさか本の中で作戦会議を体感できるなんて…。
小学生の奈ノ花が友達になる
南さん、アバズレさん、おばあちゃん、
そして尻尾のちぎれた彼女とともに考える
幸せとは、人生とは…のお話。
いい大人の年齢になってしまうと
大真面目に誰かとこの2つのテーマは話し合わないから
本の中でいろいろ考えてみる機会ができるのは
ちょっと有り難かったりします。
夢なのか現なのか、曖昧な世界だからこそ
見ていたものの奥行きが透けてくる。
私が生きていく時間、環境に変化があり続けても
奈ノ花のように選び取っていきたい
そう思わせる一冊です。
表紙の尻尾のちぎれた彼女目当ての読書でしたが
尻尾のちぎれた彼女は私の初代大親友猫ぴーと
容姿がそっくりで…。
(理由は違うけど尻尾がちぎれたところまで一緒)
物語の中で私も奈ノ花と一緒に歌いながら
ぴーと一緒に歩いているような幸せを感じました。
もしかしたら、ぴーが本を引き寄せ
作戦を一緒に考えてくれてるのかもしれませんね。
この本は私だけの幸せの一つとさせてもらいます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
チョイ役だけどにゃんこ登場
- 感想投稿日 : 2016年7月3日
- 読了日 : 2016年7月3日
- 本棚登録日 : 2016年6月15日
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