大分岐―中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成―

  • 名古屋大学出版会 (2015年5月31日発売)
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 ある一定の時期までは文明レベルにおいてほぼ拮抗状態にあり、また一体であったはずのヨーロッパとアジアが、どのようなタイミングで、なにをきっかけとして「分岐」したかを論じた書。
 発展の限界を迎えつつあった時代において唯一ヨーロッパのみがブレイクスルーを成し得た理由が大きく二つ、はっきりと具体的に語られているが、そのいずれもが偶然の産物、一種の幸運としてのみ提示されるところに主眼がある。

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感想投稿日 : 2023年4月21日
本棚登録日 : 2023年4月17日

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